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血液型ABO遺伝子とは?
細胞にはさまざまなたんぱく質や糖鎖が存在しますが、ABO遺伝子は細胞表面にある糖鎖です。糖鎖については最近ようやく研究が進んでいるようです。
主な働きは、細胞外部の情報を受け取り、また細胞同士の情報交換を行う重要な役割があるということが分かってきました。
細胞に存在するたんぱく質や糖鎖は受信送信アンテナの役割と考えることができます。
つまり、血液型ABOに認められる違いは、アンテナの違いから生じるのではないかと予測することができます。
ABO血液型システムはメンデルの法則にしたがいます。両親が持つ遺伝子をそれぞれから一つずつ受け取り、その組み合わせで血液型が決まります。
ABO遺伝子は19番染色体に位置するH遺伝子を基にして、9番染色体にあるO遺伝子、A遺伝子、B遺伝子にコードされています。またO遺伝子は活性を持たない(転移酵素を作らない)ため、H遺伝子のままの形をとります。
ABO式血液型物質は、血液中だけに存在するわけではありません。その物質は体中のあらゆる細胞の表面にあらわれています。
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